プロテクションフィルムってちゃんと剥がれる?

まいどー!!

今回はプロテクションフィルムの正しい剥がし方と剥離後のボディの状態も解説していきます。

まず今回剥離作業をする車両です!!

ポルシェのマカン!!

実はこの車両7年前に僕がフルプロテクション施工した車両です。ボディーカラーはもともとは艶ありのホワイトです。当時のお客様が純正色を活かしてマットホワイトにしたい!!

と、ご要望いただきXPELのステルスフィルムを使い、フルプロテクションしました。当時お客様が納車日に大喜びしてたのが懐かしいです。

いまでは7年の月日が経ちフィルムも劣化して結構黄ばんでいます。

プロテクションフィルムの耐久年数は保管状況にもよりますが3年~6年と言われています。今回のマカンは屋外保管で7年経っていますので、ある程度黄ばみはしかたないと思います。

では早速フロントバンパーから剥がしていきます!!

プロテクションフィルム剥がしと言えば剥がすのも大変ですがもっと大変なのはボディ表面に残ってしまった糊の除去!!

ここからがプロテクションフィルム剥がしに重要なポイントです。

その糊残りを最小限に抑える剥がし方が下の写真のように剥がしたい方向と反対側にフィルムを引きます!!もっとわかりやすく言うとフィルムを自分の方向へ引くイメージです。

コツとしてはボディに対してなるべく水平に引いてください!!

フィルムの低空飛行!!って感じです!!

この剥がし方でプロテクションフィルムをめくるとフィルムが粗悪品の場合や塗装状態が悪い場合以外は糊がほとんど残らずにプロテクションフィルムを剥がすことができます。

次にプロテクションフィルムは貼るのも剥がすのも温度調節が非常に大切です。

まずプロテクションフィルムの剥がし作業をする時は、温度が高い方が良いです。ヒートガンやスチーム洗浄機(ケルヒャー)などを使います。

ヒートガンは温度が部分的に上がり過ぎたりするので、お勧めはケルヒャーです。

フィルムの表面温度が大体40度~50度程度が剥がしやすいです。

50度を超えてくるとプロテクションフィルムが千切れたり、単純に作業者が火傷する恐れもあるので危険です。

そんな大変で根気のいるフィルムはがしですが、今回は夏場限定のフィルム剥がし必勝法をお伝えします!!

重要なのでよく読んでください。

もうお気づきの方もいると思いますがそれは。。。

炎天下での作業です!!

プロテクションフィルムを剥がす30分~1時間前に日の当たる屋外に車を放置してください。

そしたらヒートガンもスチーマーも必要ありません。それどころかフィルムの表面温度が均等に上がり剥離作業にとって一番条件の良い状態になります。

こんな感じでバンパーは瞬殺です!!!

ただいかんせん熱いので、水分補給はこまめにとりましょう。

今回剥がしているPPFメーカーはアメリカ製のXPELアルティメットという商品です。流石はXPEL糊残りは殆どありません。

と言ってもこのマカン7年前施工する前にプロテクションフィルムが剝がれやすいようにひと手間加えています。それはボディコーティング施工です。

プロテクションフィルムを施工する前に適切なコーティング剤をあらかじめ施工しておくことでPPF剥離時の塗装へのダメージを最小限に抑えることができます。

この様に同じ状況下で剥離作業を行ったとしてもPPF施工方法や下準備がとても大切です。

ですのでXPELを使えばすべての車両に糊が残らないと言うわけではありません。

しっかりと剥がすことを考えて施工してくれる業者に依頼することが大切ですですね!!

こんな感じで作業途中はまるで車の脱皮です。

2時間半の死闘の中ようやく全てのプロテクションフィルムを剥がし終わりました。

今日の剥離作業は殆ど糊が残らずにスムーズに剥がすことができました。それどころか車が脱皮した後はたまごの様なぷりぷりの新車のお肌が、7年間キープされている事に驚きました!!ツヤツヤです。

あとは少し残った糊をとる作業ですができればペーパーウエスなどを使わずにマイクロファイバーを使いましょう。

ペーパーウエスの場合はボディに傷が入りやすいです。マイクロファイバーにIPA(イソプロピルアルコール)もしくはシリコンオフやパーツクリーナーなどを染み込ませて拭き取りましょう!!

拭き取るコツは一回でテーブル拭きみたいに拭くのではなく、糊のある個所を力を入れずに何度も小刻みに拭きましょう。そうすると糊に除去剤が染み込んで糊がボディから剥がれやすくなります。

最後にポリッシャーで研磨をしたら言うことなしの100点満点です!!

とゆうことで今回の内容は以上になりますが

プロテクションフィルムを剥がす上で重要なことは以下の三点

  • フィルムを剥がす時は剥がしたい方向にめくるのではなく、自分の方に引っ張る
  • 表面温度40度~50度をキープ
  • 糊の除去はマイクロファイバーにIPAなどを染み込ませて除去

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2 thoughts on “プロテクションフィルムってちゃんと剥がれる?

  1. 長谷川泰志 より:

    はじめまして、文太さんの”マイドー!”が好きで
    YouTube拝見してます。
    自分もプロテクションフィルムを検討してます。
    只、青空駐車なので導入を躊躇してます。
    ポルシェマカンのお客さまが7年も使用されたこと、
    完全青空駐車のプロテクションフィルム導入は
    文太さんはどうお考えでしょうか?
    コーティングの方が良いのか、
    お忙しいところすみませんがよろしくお願いします。

    1. bunta より:

      はじめまして!!長谷川様。
      コメントいただきありがとうございます😊

      YouTubeも見ていただきありがとうございます。
      屋外保管で7年はボディに悪影響はないもののフィルム自体の黄ばみが目立ちました。

      なので、保護はできても美観を保つことができていないのであまりお勧めしません。
      ですが、車のリセールだけを考えた場合は貼って7年放置も良いと思います。新車ボディが完全に守られていたので。

      コーティングとプロテクションで迷われているみたいですが、まずプロテクションの費用はコーティングの何倍もお金がかかってしまいます。
      そのかわり美観を気にしなければ剥がした時は新車のボディに戻ります。

      コーティングの場合は費用はプロテクションより安いですが、傷からは塗装を守れない事と屋外だと一年程度で取れてしまうので1年〜2年ごとの施工をおすすめします。

      なにを使っても1番重要なのは手入れですね。
      コーティングもプロテクションどちらも洗車頻度や保管状況で劣化速度がかなりかわります。

      毎週洗車できる人であればフィルムもコーティングもそう簡単には汚れません。

      少しでも参考になったら幸いです。

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